旅行記㉚ ケニア5泊8日新婚旅行 ~マサイマラ国立公園滞在1日目 ゲームドライブ編~
マサイマラ国立公園のAshnil Mara Campに到着したのがお昼過ぎ。
いよいよ本格的なサファリDay1の始まりです!
私たちが宿泊したAshnil Mara Camp、その素敵すぎる空間については前回記事をご覧下さい。
komachikokokoko.hatenablog.com
マサイマラ国立公園での1日目の記録は、基本情報を分かりやすくお伝えすべく、サファリツアー編、Ashnil Mara Campでの滞在編(主に食の記録)に分けて記していきます。
サファリツアーの基本
アフリカでのサファリツアーは、基本的にサファリカーにドライバー兼ガイドと乗って行います。
マサイマラ国立公園では宿泊するホテルが所有するサファリカーに乗り、ホテルの従業員であるガイドが乗ることが多いようです。
また、サファリカーには他のツアー客との混乗プランもあれば、追加料金を払えば貸切プランも可能。私たちは混乗プランでしたが、空いている日は自動的に貸切となりました。
ゲームドライブとは
サファリカーで動物を見に行くサファリツアー、現地では『ゲームドライブ』と呼ばれています。
なぜ『ゲーム』なのか、その理由は実際にゲームドライブに出てから気づきます。
例えば富士サファリパーク内を車で回るのとは違い、ゲームドライブにおいて確実に出会うことのできる動物は一つもいません。
同じ時間帯にゲームドライブに出たとしても、あのサファリカーはチーターに出くわしたけど、このサファリカーが数分後同じ場所に着いた時にはもうチーターはいない、ということがあります。
また、30分間何も動物のいない草原をひたすら走り続け、不意にライオンの家族が出現することも。
ドライバーの嗅覚と勘、経験、そして運
いずれかによって珍しい動物に出会えた時、まるで大草原でゲームをしているような感覚にあうのです。
1日2回の基本スケジュール
マサイマラ国立公園でのゲームドライブは朝夕の1日2回が基本。
私たちのロッジでは、
朝:6時半〜8時半/9時
夕:16時〜18時/18時半
が基本のスケジュールでした。
これ以外の時間は、オプショナルツアーを申し込まない限りは、ロッジの外に出ることはありません。(一歩踏み出すといきなりサファリスタートの環境のため)
「じゃあその間何してるの?」
との核心的な質問への回答としては、
食っちゃ寝
です。
ただその食っちゃ寝でさえも、特に食において非常に充実した時間を過ごすことができたため、わざわざゲームドライブの記録とは別に日々を記録する予定です。
いざ初めてのゲームドライブへ
初日は、夕方16時~のゲームドライブが唯一の予定です。
ドライバーのエドワードと駐車場で待ち合わせ、幸い今日はサファリカーは貸切です!
ほどなくして
あ~見慣れた光景、マサイマラ名物の『ヌー畑』ですね。
飛行場からキャンプまでの道すがら、既に背景化したことが界隈で(車内で)話題となりました。
あっバッファローでした!
遠くから見ると黒い塊具合がヌーとキャラ被りしていますが、近くで見れば大きな角と、より牛らしい肉厚ボディーがヌーとの違いをはっきりさせています。
ヌーがどんなだったか、振り返ると
体つきが全然違いますね。全体的にしわしわしています。
ちなみにバッファローはサファリで見られる動物のうち、特に人気の高い『BIG5』の一つ。他はゾウ、ライオン、サイ、ヒョウです。
まあ、私たちの一番の目的はヌーの川渡りを見ることですが・・・。
再び車を走らせます。
しばらくすると、とんでもない数のアレが集まっていました・・・!
もうフェスです、ヌーフェス。
とんでもない数のパリピです。
今回のゲームドライブに、日本野鳥の会の方に同行いただけなかったのが悔やまれるところですが、素人の目視でざっと500~600頭くらいはいたんじゃないでしょうか。いや、もっとかな?
彼らがどこに集まっていたかというと
マラ川の岸辺です。
『マラ川+ヌー=川渡り』に違いない!
『二子玉川+大学生=BBQ』と同じくらい確度の高い方程式です。
そんなヌーたちの様子を、離れて見守ります。
「その瞬間」を目にするべく、他のサファリカーも続々と、静か~に集まってきました。
近づきすぎたり、騒がしくするとヌーたちの気が散ってしまうため、 辺りは静寂、遠くのヌーの鳴き声(キョエ~ヌェ~)だけが響いていました。
10分くらい経ったころでしょうか、あと一歩を渋っていた先頭のヌーが、ついに崖を下り始めました!
その瞬間にドライバーエドワード爆走!!!!
無言のエドワードですが、明らかにうおりゃあああああああという心の声が聞こえます。
そして崖下りのまさに目と鼻の先のところにポジショニング!
10メートルほど下の川まで、崖を勢いよくジャンプし降りていきます!
初めの1頭が覚悟を決めてからは、後はまさにノンストップ。
一斉に崖を下る地響きのような音、群れの皆が互いを鼓舞し合うような鳴き声がものすごく印象的でした。
眼差し
意外だったのは、シマウマも一緒に川渡りしていたこと!
どさくさ感は否めないものの、同じ草食動物なのだから、草を求めて移動するのは至極当然ですね。
川にはクロコダイルが。
毎年この川渡りでは約6,000頭のヌーが溺死するそうで、それもまた、サバンナの生態系の一環となっているようです。
必死で川を渡った後は、再び崖を上ります。後ろ足が滑りそうになりながらも、必死に上っていました。
崖下りの様子を見た後、再びの爆走で何とか川渡りそのものを遠くからキャッチ
綺麗に一列に並んで、水しぶきをたてながら必死に渡る様子が見えました。
いやぁ~まさか初日からヌーフェス ヌーの川渡りが見られるとは。
エドワードに「日本からヌーの川渡りを見るためにやって来た!」と明言していてよかった!
大満足の私たち、まだまだドライブは続きます。
【サークルオブライフ画像* までカウントダウン】
*サークルオブライフ画像とは 「あぁ~自然の摂理だなあ」としみじみと感じる画像。最初のうちは直視し難いのが特徴。
3
2
1
ヌーの死骸と、サバンナのお掃除係ハゲタカ(英:Vulture)です。
ライオンやハイエナ等が食べ残した死骸を、綺麗に掃除してくれるそう。
そろそろ大型肉食動物にお目にかかりたいなあ、と思っていたところで
ただのだだっぴろい原っぱに、ライオン出現!!!
本当に近い、7~8メートルくらいしか離れていない!
むくり
野生の百獣の王の迫力は、ものすごかった・・・!
リマインドですが、
サファリカー窓なし、筒抜けですからね。
まさにライオンと同じ空気を吸っているし、きっと嗅覚の良いライオンは私たちの匂いも感じ取っていたはず。
百獣の王が見られたところで、徐々に日が暮れかけてきました。
ゲームドライブは日が暮れる前にキャンプへ帰るのが鉄則。ようやく帰路につきます。
帰り際に夕日をバックにくつろぐメスライオンがいました!
夕日がアフリカ大陸のように見えて、エドワードも興奮して写真タイム。
何度もふいに動物に出くわすうち、
私たち人間が彼らの土地にお邪魔させてもらっているんだな、と実感しました。
道とおりまーす、失礼しまーす。
生で見るハイエナは意外とおめめが可愛い。
2時間半の初めてのゲームドライブは、このサバンナにお邪魔する上での謙虚さを身に着けたところで幕を閉じました。
同じ日のAshnil Mara Campで食っちゃ寝する様子は次回記事をお楽しみに。(需要はあるのか)
旅行記㉙ ケニア5泊8日新婚旅行 ~Ashnil Mara Camp マサイマラの楽園~
マサイマラ国立公園の飛行場に降り立ち、ホテルまでの道すがら早速サファリツアーを楽しんだのが前回の話。
komachikokokoko.hatenablog.com
今回は私たちが4泊した、Ashnil Mara Campを紹介します!
- マサイマラ、どこに泊まる?
- Ashnil Mara Camp施設①メイン棟
- Ashnil Mara Camp施設②テント
- Ashnil Mara Camp施設③プール
- Ashnil Mara Campまとめ
マサイマラ、どこに泊まる?
マサイマラ国立公園へサファリツアーに来る観光客の多くは、国立公園内に点在するホテルに宿泊して、何回かサファリツアーを楽しむのが一般的。
ホテルというよりはロッジというべきか、数階建ての建物はほとんどなく、平屋が多いです。
私たちのこだわり
広大な国立公園(総面積1,812㎢、大阪府と同じくらい)内にいくつもあるホテルから選ぶのは、どこに泊まればいいのかよく分からない!と思い、私たちはHISカウンターで簡単な要望を伝えおすすめを挙げてもらいました。
【要望】
① ヌーの川渡りが見られるマラ川に近い
② ヌーの川渡りベストシーズンに空きがある
③ ヌーの川渡りベストシーズンに空きがある(復唱)
「生き別れのヌーでもいるのか」
との指摘を受けてもおかしくない強いこだわりにより、ホテルは早々にAshnil Mara Campに決定。
ヌーが川渡りをするマラ川近くのホテルとして、Ashnil Mara Campともう一つ、Mara Serena Safari Lodgeが候補として挙げられたのですが、旅行日の半年前だというのに既に予約は一杯!
同じく残り部屋数が少なくなっていたAshnil Mara Campを急いで予約したのでした。
やはりヌーの川渡りシーズン(7月〜9月)は、ヌーだけでなく他の草食動物や、それらを追う肉食動物も、こぞってマサイマラにやって来るため最も人気のシーズンだということが分かります。
Ashnil Mara Camp施設①メイン棟
そうして決めたAshnil Mara Camp、ゲートをくぐります。
駐車場を降りて進んでいくと見えるのが
剪定された木々に囲まれたメイン棟
小さな机が二つ並んだところが、ホテルでいうフロントです。ウェルカムドリンクを飲みながらチェックイン。
受付を超えると、ラウンジエリア。奥にはバーカウンターもあります。(写真奥側が入口)
このAshnil Mara Campで唯一Wifi(ケニア速度)が通るのがこのラウンジエリアと後述テーブルエリアなので、スマホを利用したい場合はここでぽちぽち。
ラウンジエリアの奥が3食食事をするテーブルエリア。
食事は3食ビュッフェスタイルですが、毎回とっても美味しくて、いつも楽しみにしていました!詳しくは次回以降の記事で紹介します。
そしてこのメイン棟
小さな階段を降りると、マラ川が眼前に!
食事をしながらも眼下に眺めることができるので、マラ川にやってくる様々な動物をホテルにいながらも間近に感じることができました!
→詳しくは後述「思いがけず動物たちと寝泊まり」で
メイン棟には
お土産屋もありました。前々回の記事で紹介したナイロビのお土産屋と比べ、種類は少ないですが値段は同じくらい。
Ashnil Mara Camp施設②テント
Ashnil Mara Campでの宿泊は、一個一個の独立したテントタイプのロッジ。
メイン棟を離れ、テントがある方へ小道を進みます。
テントは全部で50個!私たちのテントにはメイン棟から3分ほど歩いて辿り着きました。
アドベンチャー感満載快適テント泊
まずはマサイの戦士がお出迎え。四方はコンクリートや木の壁ではなく、まさしくテント生地で囲まれています!
そして部屋に入ると
中央にはクイーンサイズのベッド
部屋に到着した時は、三方のテント生地がくるくると上部に収納されていて、蚊が入らないようにと網戸のような布が下ろされていました。
外の光を十分感じられるので、照明をつけなくてもOK!(なんとなくサバンナの真ん中で電気を使うのは忍びなかった謙虚な私たち)
三方すべてのテント生地、網タイプ生地はジッパーで上げ下ろしが可能となっており、床と接する部分までしっかり閉じることができたので、のちに紹介する動物が入ってくる心配もありません。
ベッド横二か所にコンセント差し込み口があります。プラグ差し込み口は三つ穴タイプで、日本のコンセントは差し込めないため、変換プラグ必須です。
テント内にはこんなデスクもあり、毎日無料のミネラルウォーターを一人一本くれます。(サファリツアーでも毎回くれるので、水ばかり飲んでいました。)
お湯もちゃんと出るよバスルーム
ベッドの後方にあるのがバスルーム
バスルーム内にも光を取り込むため、鏡の上部は網タイプの生地になっていて、風が通り抜けます。
アメニティは最低限(中央は蚊よけクリーム)。シャンプー、コンディショナー、ボディソープはシャワールーム内にあります。
そして気になっていたシャワーとトイレはこんな感じ
シャワーの水圧は全く問題なし!そしてお湯もしっかり熱いお湯が出ます!
たま~にシャワーの水が口に入ると、明確な味(なんとも言えない)が感じられますが、無視しましょう。
のんびりしていると蚊にさされるベランダ
各テントにはベランダがついています。
お昼寝ソファつき。
ここでのお昼寝が理想ですが、日中ロッジにいる間は暑いので断念。ぼーっとしていると蚊(せいぜい一匹くらいだけども)が寄ってくるので、蚊よけスプレー必須です。
思いがけず動物たちと寝泊まり
さてこのAshnil Mara Camp、サバンナの中にあるため、もちろん外の動物が入ってこないよう、触れると電流が流れる電線で囲まれています。
しかし、その電流がよくある貼るタイプの低周波マッサージ機同様心地よい微電流なのか、はたまた頭のいい動物たちが穴を掘ってかいくぐっているのか分かりませんが、
「あれっ動物園のふれあい広場かな?」
と時に錯覚したほど近くまで動物たちがやってきます。(実際にはもちろんふれあいません)
ふれあい動物① 奈良の鹿 in ケニア
テント外の草むらがガサガサっと音を立てた場合、大体はこれ
ええ、奈良の鹿ですね。鹿せんべいは売っていません。
この鹿のような生き物、Bushbuck(ブッシュバック)という名前で、ついつい鹿せんべいをあげたくなりますがウシ科のようです。
サファリツアーでは一度も見なかったのですが、Ashnil Mara Camp滞在中はテント付近で頻繁に出会いました。
私たちが出会ったのはメスのみ。可愛いお顔を写真に収めようとしたところ、ハエだらけでした。
ふれあい動物② 小さいおっさん in ケニア
動物が小さいおっさんに例えられることはよくありますが、こいつの後ろ姿には何とも言えない哀愁が感じられてGood
テントのすぐそばで木の実を食べていました。
この猿はヒヒですが、テントのジッパーをしっかり締めておかないと、人がいてもズンズンと中に入ってきて食べ物などないか漁るようです。
後ろ姿の可愛い小さなおっさんを招き入れたくなるのをグッとこらえ、戸締りならぬ布締りはしっかり行いました。
テントは高床式になっているのですが、草むらだけでなく前述動物たちはこの床下をガサゴソ通り抜けたりするので、
ああ、自分はサバンナにいるんだ
ということを宿泊者に忘れさせないエキストラたちの演出が素晴らしいです。
ふれあい動物③ 夜泣きが過ぎるカバ
こちらAshnil Mara Campのすぐ目の前をマラ川が流れていることは説明しましたが、宿泊するテントもまた、全てマラ川沿いに並んでいます。
このマラ川で日中気持ちよさそうに浸かっているのが、
カバ。5〜6頭の群れです。
昼間眺めている時は、草を食べに陸に上がったり、川で遊んだりするカバたちの様子は非常に微笑ましく、Camp全体にのんびりした空気が流れます。時々仲間同士で会話するような鳴き声が聞こえるのも可愛らしい。
しかし夜になると、いざベッドに入ってさあ寝ようと思ったところで
ヌォエエエエエエエ
キョエエエエエエエ
ンゲエエエエエエエ
と、文字化することが困難なタイプの鳴き声が聞こえてきます。
一旦眠りについてしまえばどうってことないのですが、夜中にたまたま目が覚めたりすると、また
プギョオオオオオオ
みたいな鳴き声が聞こえるので、カバうるせっ!と思いながらまた眠りに戻ることとなりました。
Ashnil Mara Camp施設③プール
7月のケニアは日中の最高気温が28度ほど。
サファリツアーに出ている時以外は、すぐそこにハイエナやライオンがいる キャンプの外に出ることなんてもってのほか。
そこでメイン棟と私たちのテントの中間あたりに位置するプールでゆったりと時間を過ごしていました。
水は冷ためですが、日中のジリジリとした太陽の下ではとっても気持ちいい!
決してメイン棟のすぐ側ではないプールですが、プールサイドでくつろいでいると、ホテルのスタッフが飲み物の注文を取りに来て、飲み物をメイン棟から運んできてくれます。
まぁ、私たちは毎朝毎晩のサファリツアーでもらうミネラルウォーターをなぜか消費したい欲、飲み切ってやりたい欲にかられており、もっぱら水とナイロビで買ってきたポテチを楽しんでいました。
Ashnil Mara Campまとめ
これから始まる毎日のサファリツアー、サファリカーで大自然を駆け巡ったのち、安心して帰ってこれる場所として、Ashnil Mara Campは素晴らしいホテルです。
大都会の超高級ホテルに比べると、施設の豪華さは劣るかもしれませんが、そういったホテルはむしろこのサバンナには馴染まないはず。
自然の中にいることを常に意識させてくれるテント泊、
限られたエリアにだけ気休め程度のWifiがあるネットフリー環境、
それでいて感じられるサバンナの中のリゾート感、
いつでも気にかけてくれるフレンドリーなスタッフ、
毎食が楽しみになった美味しいごはん、
このキャンプを選んだことは、私たちのケニア旅行をより一層特別な経験にしてくれました。
次回以降サファリツアーとともに、宿泊体験の様子を日を追ってお伝えします!
旅行記㉘ ケニア5泊8日新婚旅行 ~小型飛行機で行くマサイマラ国立公園、初めてのヌー~
ケニアに降り立ってナイロビに一泊、そして今日はいよいよマサイマラ国立公園へ向かいます。
ナイロビでのお土産Shopping等の様子は前回記事を参照。
komachikokokoko.hatenablog.com
空路で向かうマサイマラ国立公園
ナイロビからマサイマラ国立公園までは、陸路と空路のチョイスがあり、陸路では約4時間、空路では45分です。
マサイマラ国立公園までの道のりに興味のない私たちは、国内線が飛ぶウィルソン空港から向かいます。
ウィルソン空港はこじんまりとした空港。Safarilinkという航空会社で、マサイマラ国立公園の他、キリマンジャロやザンジバルなど、各地に行くことができます。
このSafarilinkを利用する上での鉄則が
・荷物は手荷物含めて一人15KGまで
・預け荷物はハードスーツケースNG、必ず布製のソフトタイプ
ということで、私たちは日本からバックパック(夫)、布製キャリーケース(私)でやって来ていました。
ナイロビで変な置物でも買うと15KGを超える危険もあるので、変な置物を買いたい場合はナイロビに帰ってきてから買いましょう。
荷物を預け、チェックインをするとこんな札を渡されます。この札のカラーを呼ばれたら、自分たちが乗る便ということです。
ガイドOさんは正しい飛行機に私たちが乗り込むまで一緒に待っていてくれたので、楽しく雑談。(Oさんが昔日本のテレビで特集を組まれたことがあり、それを一緒に視聴!)
楽しい雑談の中でも、私にはどうしても気がかりなことが・・・
「えっあれ乗るの?」
空港待合室に着いた時から、窓の外に見える飛行場の、ものすごく頼りない小さな飛行機が見えていました。
飛行場内を移動するその姿は、機体後方に車輪が付いていないため、後ろだけボヨンボヨンとバウンスしていて、妙にコミカル。
私はただでさえ、空の上を飛ぶというコンセプトが嫌いで、いつも大好きな旅行のためいやいや飛行機に乗っているのに、
ただでさえビビりなのに、
あんなボヨンボヨンしたコミカル飛行機に乗るなんて・・・ひぇぇぇぇ
いよいよ私たちの便が呼ばれました。
生唾飲みつつ、スタッフに先導され、飛行場を歩きます。
「はっ!デカい、デカいぞ!!!」
「これはかなりの大物だぞ!!!」
「安心の2列構造~!!!!」
と、いうことで行きの飛行機は、この飛行場内でおそらく最も大きい機体で一安心。
普通の飛行機さながらCAも一人いて、コックピットとも仕切られていて、揺れもほとんどなし。
もちろん座席に画面はついていないので、日本からダウンロードしてきたAmazon Prime Videoを鑑賞。
実はこの便、マサイマラ国立公園内の何種類かある飛行場に降り立つ「乗合式」。
便ごとに、その便で最も降りる乗客が多い飛行場から停まっていくとのことで、ラッキーなことに私たちが降り立ったOLKIOMBO AIRSTRIPはこの便のFirst Stopでした。
マサイマラ国立公園到着
45分のフライトはあっという間に感じ、気が付けばOLKIOMBO AIRSTRIPに到着。
なんもな!!!
向こうの方に各ホテルからピックアップに来たサファリカー、そして各ホテルから帰りの便に乗るためやってきた観光客たちがいます。
自分たちの荷物を受け取って、無事ホテルのスタッフ(この方が5日間ずっと私たちのドライバー兼ガイドでした)と落ち合いました。
乗ってきた飛行機(プロペラ機)
サファリは既に始まっている 念願のヌーに遭遇
ガイドのエドワードに連れられ、ついに本物のサファリカーに乗り込みます!(ナイロビで乗ったHISサファリカーは、本物のサファリカーの隣に並べば普通の車に見えたかもしれない)
別アングル
窓はなく、運転席の後ろは6人まで乗れます。
ホテルまでの道のりは1時間ほど。
既にマサイマラ国立公園内に入っているので、この時から既にサファリツアーは始まっていました!
穴ぼこだらけの道も新鮮!前触れなく身体が45度くらい傾く道のりには驚きました。
サバンナは基本的にこんな見た目。この草のある地域へと、ヌーをはじめとする草食動物たちは移動してきます。そしてそれら草食動物たちを追うように、肉食動物たちも移動するのです。
何もいない草原を進んでいくと、ふと「あ~サファリカー結構いるんだなぁ」と黒い塊がぽつぽつ見えてきました。
近づいていくと、
「あっあれはもしや!」
ヌー!!!(英:Wildbeast)
そこらじゅうにヌー!
たまにシマウマもいるけど基本ヌー!
このヌーたちの川渡りを見ることがケニアにやってきた目的である私たちは、目の前に広がるヌー群に大興奮です!
その他にも、マサイマラで最初は見分けがつかない動物TOP3
一番小さなガゼル
ガゼルより大きいインパラ
足の付け根が青あざのようになっているトピ
(Blue Jeans & Yellow Socksとエドワードには説明されました)
そして、
キリンにも会えました!!!
マサイキリンという種類らしく、こんな柄です。
不覚にもマサイキリンのオス部分をズームで捉えました。「ほう、なるほど。」って感じですね。
思ったより早かったヌーの背景化
初めてのサファリドライブ開始から30分ほど経ったくらいからでしょうか。
「ヌー多すぎじゃない?」
「私たち来たのヌー園?」
とのコメントがにわかに車内で(私たちしかいない)出始めました。
ええ、これが俗に言う『ヌーの背景化』ですね。
事実この時期のマサイマラ には150万頭ものヌーがいるそうです。
かの有名な渋谷のスクランブル交差点では、一回の信号で3千人が横断するらしい、つまりここにいるヌーの数は、スクランブル交差点500横断分の人と同じということ。(何が言いたいのか)
眼前に広がるヌー畑をぼーっと眺めます。
ここで小さな川をサファリカーで渡っていたのですが、
突然
ドドドドドドドドドドドド
一頭のヌーが走り出したのを皮切りに皆で走り出しました。
【ヌーの川渡り 〜序章〜】という感じで同じ川を渡っていた私たちは大興奮!
勝手に背景化させてんじゃねえぞ!というヌーのプライドが垣間見えました。
ただこの時の私たちは、マラ川を決死の覚悟で渡るヌーたちの、まさに生と死の狭間の川渡りの迫力をまだ知りません。
ホテルまでの道すがらサファリツアーはあっという間
私たちが5日間滞在するホテル、Ashnil Mara Campに到着しました。
こちらでの滞在は、それそのものが最高の体験でしたので、次回詳しく紹介します!
旅行記㉗ ケニア5泊8日新婚旅行 ~ナイロビお土産屋、スーパー、CROWN PLAZA NAIROBI~
成田空港から計22時間の旅、
途中ドーハ空港のQuiet Roomで夫と『計画外今生の別れ』をしそうになりつつも
とうとうアフリカ大陸に初めて足を踏み入れました!
カタール航空でのこれまでの道のりは前回記事参照。
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ナイロビ、JOMO KENYATTA空港に降り立ったのは午後2時過ぎ。
今回はHISで申し込みをしたため、空港を出て現地ガイドOさんと合流しました。
「H.I.S」 の文字がプリントされた黄色いベストを着ていたので、すぐにあの人だ!と分かりました。反対にアジア人カップルもほとんどいなかったので、あちらもあいつらだ!とすぐ分かったはず。
Oさんはこの旅におけるナイロビでのガイド。
マサイマラ国立公園に行く空港まで、そしてマサイマラからナイロビに帰ってきてまたナイロビを発つまで、アテンドしてくれました。
日本に行ったことはないそうですが、日本語がペラペラで驚きました!もちろん英語も、スワヒリ語も話せたので、道中色々とお話をして、スワヒリ語を教えてもらって、すごく素敵な方でした。
ナイロビ到着~マサイマラ国立公園へ出発までのスケジュールはこちら
14:10 ナイロビ、JOMO KENYATTA空港着
→お土産屋、スーパーマーケットへ
CROWN PLAZA NAIROBI泊
翌10:00 ナイロビ、WILSON空港発
11:00 マサイマラ国立公園着
ナイロビ随一の分かりやすいお土産屋UTAMADUNI
まずは空港からお土産屋へ向かいます。
空港の駐車場に止めてあったHIS移動車が
「日本からわざわざ来たミナサ~ン!アフリカ、ケニアへようこそ!
到着して1秒でも早くこれが乗りたかったんだろ?サファリカー(もどき)を用意しました!」
とのツアー企画者の意図むき出し。(うがった見方)
TOYOTAのノンサファリ中古車が普通に走る中、大都会ナイロビを「サファリは既に始まっている」とばかりに私たちのサファリカーは走ります。
※大都会ナイロビとは言ったものの、道に普通にイボイノシシがいたので、サファリは始まっていたのかもしれません。
空港から30分でお土産屋UTAMADUNIに到着。
一軒家のお土産屋で、木々に囲われた敷地内にあります。
様々な国から来たツアー客が必ず立ち寄る、「ザ・お土産屋」。ここなら私たちのサファリカーも浮きません。
安全な敷地内で、分かりやすいお土産(後述)がいろいろ売っています。
入口入ってすぐは、ケニアにいそうな動物の置物たち。アフリカで買った感が非常に分かりやすいです。
もらったら困る具合がちょうど北海道の木彫りの熊と同程度ですね。
ずんずん進んでいくと、小さな部屋ごとにジャンル別のお土産が売っています。
色とりどりのかごバッグ
「Made In Kenya」のタグ付きで分かりやすい。
分かりやすさに惹かれて購入。
2階もあります。
ベランダ部分にはちょっと扱いが分かりにくい置物が並んでいたのでここはスルーです。
一方、キッチン用品としてキリンとゾウのモチーフがかわいい取り分け用スプーンとフォークが。
新婚旅行でアフリカに行った感が強く感じられたので購入。
これがあるだけで、架空のホームパーティーが複数回開催されている雰囲気が家に流れるのでいいですね。
外にあるのはいわゆる民芸品。
欧米人の金持ちが広いリビングに飾るタイプの土産ですね。私たちはというと、リビングのコンセプトとの親和性が低かったので購入は断念しました。
こんな感じで、ケニアのお土産100選をぎゅっと一箇所に集めたような場所です。
道端のお土産屋(あるのかしら?)等に比べると値段が高いはずですが、「さあ土産用に作られた分かりやすい土産だ!どんと買え!」という精神が潔く感じられてむしろ心地いいので、そこそこショッピングを楽しめました。
初めてローカル体験!スーパーマーケットでお買い物
お土産屋の後は、スーパーに寄りたいとリクエスト。
スーパー敷地内に車で入るのにも、警備員のいるゲートを通る必要があり、またスーパー内に入るのにも空港のような手荷物検査と身体検査用ゲートをくぐる必要があります。
今年に入ってナイロビではテロが起きたので、スーパーのような人が集まりやすい場所では警備がより一層厳しいようです。
サファリカーから見た、スーパーの入っているショッピングモール
(警備が厳しいので写真はあまりとらないようにとのこと)
スーパーには欧米系の商品が多いと思いきや、ケニアオリジナルなのか、見たことのない商品がたくさん売っていました!
あくまでパッケージの色であってほしいと切に願いたくなるジュース
致死量のマーガリン(よく見ると10KGと書いてあって震える)
不安になってくるスナック
楽しんで見て回りつつ、まずは日本へ持ち帰るお土産として買ったのが
Kenya Nut Comapany HPより
Out of Africaのマカダミアナッツとカシューナッツ
ベーシックな『Dry Roasted and Salted』ももちろん美味しいのですが、『Honey Coated』がめちゃくちゃ美味しい!はちみつコーティングによって外側はパリパリ、やさしい甘さとほんの少しの塩気が絶妙なバランスです。
実はこのOut of Africaというブランドを持つ〈Kenya Nut Comapany〉は、日本人が創業者とのこと!アフリカに産業を!と会社を立ち上げ、今ではケニア一の食品企業になっているそうです。
その他ケニアティーやマサイマラのロッジで食べる用ポテチを買いました。
後日プールサイドでぽりぽり
マサイマラに行くと、当たり前ですがスーパーもコンビニもないので、向こうで食べるおやつはナイロビでの調達を!
ナイロビ散策はこれくらいにして、ホテルへ向かいます。
なんせこの時点で日本のお家を出てからほぼ30時間くらい経っているんだもの!
CROWN PLAZA NAIROBIで一泊
CROWN PLAZA NAIROBI HPより
CROWN PLAZA NAIROBIは、ナイロビの中心部からは少しだけ離れたところにあります。明日マサイマラまで向かうための国内線はホテルから車で15分のウィルソン空港発。国内線への乗り継ぎにはとても便利な立地です。
ロビーに辿り着くまでにはもちろん警備員付きのゲート。車体の下までくまなくチェックしていました。
ロビー前にはこれまた手荷物検査と身体検査ゲートです。
施設紹介
お部屋はツインタイプ。窓の外にはホテル隣の廃墟(えっ)が見えます。
意外にもバスタブ付き!ただし海外のホテルによくある、かなり浅め仕様なので、上半身も温まりたい場合は水死体ばりに平たく浸かる必要があります。
シャワールームは別
このホテルにはプールがあるとのことで、まだ暗くないうちにと、お部屋で一息つくこともなく向かいます。
稼働率0%
プールは思ったより小学校のプール!隣には部屋から見えた廃墟(えっ)が再び登場。
※このホテルはそびえたつホテル群の中にあるわけでなく、人里離れたところにぽつんとあるのです。
この時期のケニアは昼間は25~30度ほどになりますが、朝夕は15度くらい。
この時も既に20度は優に下回る気温でしたが、せっかくプールがあるのだからと、端に行くとえげつない深さになるプールで寒中水泳(体感)を楽しみました。
微妙な夕食とふいに豪華な朝食
ナイロビSTAY中の食事は、ホテルのレストランでいただきます。
<夕食>
夕食時のレストランはなぜだかものすごく閑散としていて、ビュッフェの種類はまああるにはあったのですが、何を食べても何味かよく分からないお味。
ナイロビでこのレベル、まさかこの旅の食事はずっとこんなもんなのか・・・と不安になったところでしたが、翌朝にその不安はかき消されました。
<朝食>
「えったわし?」
「前夜どこに隠し持っていたんだ」と、運営側に不信感を抱くほど食材豊富!温かいメニューも分かりやすい味で、かつ美味しく、安心しました。
食事を楽しんだところで、私たちは朝10時のフライト目指し、ウィルソン空港へ向かいます。
次回、いよいよ念願のマサイマラへ!
旅行記㉖ ケニア5泊8日新婚旅行 ~カタール航空で行く、ドーハ経由ナイロビまでの道のり~
昨年秋、夫婦でハワイに行き、ウェディングフォトにいやいや夫を付き合せてから早8か月!→
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問われてもいないのに「あれは新婚旅行ではない、ただの旅行だ」と周囲に言い張り、私たち夫婦は待ちに待った新婚旅行に出かけます。
行き先は、アフリカはケニア!
目的は【マサイマラ国立公園でヌーの川渡りを見ること】です!
どうです、やけに明確な目的でしょう。
かといって、新婚旅行の目的としてはよく分からないでしょう。
別に私たちの出会いのきっかけが、道端で倒れたヌーを一緒に助けたことで、そのヌーを自然に返しに行くとか、そういうわけではありません。
ただ、せっかくの新婚旅行、長めの休みもとれるので
① 目的地に辿り着くまで時間がかかって面倒くさいところ
② これまでに見たことのない景色が見れるところ
③ 自然溢れるところ
に行きたい!と思い、
「そうとなれば、一度も足を踏み入れたことがなくて、遠い、アフリカだ!」
「アフリカと言えばサファリだ!」
「サファリと言えば、ケニアのマサイマラ国立公園がいいらしい!」
「マサイマラと言えば、ヌーの川渡りだ!」
と、珍しく二人で意見の相違もなく、トントン拍子に旅行先を決定したのです。
初めてのアフリカ、初めてのサファリは、間違いなく人生で最も素晴らしい旅となりました。
ブログの趣旨であるお手軽「週末海外」旅行とは程遠い、一週間以上ぶち抜きで休みをとって行ったケニア旅行ですが、他の旅行と変わらず、その体験を赤裸々に記録に残したいと思います。
旅程
旅程:2019年7月に5泊8日(8日間のうち機内泊2回)
同行者:夫
航空会社:カタール航空(成田発)
宿泊先(ナイロビ):CROWN PLAZA NAIROBI
宿泊先(マサイマラ):ASHNIL MARA CAMP
予約方法:H.I.S.ネイチャーワールド(秘境旅行専門デスク)でオーダーメイド
今回は初めてのカタール航空、そして初めての中東、ドーハでの乗り継ぎです。
ケニアの首都ナイロビまで、成田空港から実に乗り継ぎ時間含め22時間!
(自宅からナイロビのホテルまで、謂わゆるDoor to Doorでは27時間半くらいですね笑)
今回はそんな丸一日移動の様子です。
22:20 成田空港発(11時間フライト)
翌03:20 ドーハ空港着(5時間乗り継ぎ)
08:15 ドーハ空港発(6時間フライト)
14:10 ナイロビ空港着
成田→ドーハ
カタール航空の快適フライト空間
カタール航空の私たちが利用した機体は、エコノミークラスが《3列、4列、3列》となっています。
HIS経由で半年前(!)に予約したからか、幸運にもブロック最後尾の端っこ、唯一2列席となるところが私たちの席。
後ろの人に気兼ねなく座席がMAX倒せたことに加え、
私たちの隣は通路ではなく一席分の空きスペース。
真隣を人が通ることがないのは、とても広々しているように感じました。
また、アメニティーがしっかりついています。
アイマスク、靴下、耳栓、歯磨きセットとリップクリームです。
離陸後「夜」の時間帯は、カタール航空のカラーに合わせてなにを盛り上げたいのかどことなく妖艶な紫色の照明に包まれます。
座席のスクリーンは大きめで、とてもクリアに映りました。映画とドラマの数も、100は優に超えるほどあります!
また、機内Wifiが誰でも1時間無料で使えたのは驚き!
これは行きも帰りも使うことができました。
日本発便でも機内食は洋食おすすめ
さて、離陸後ほどなくして機内食サービスが始まります。
成田発22:20でしたので、すでにかなり夜が更けたところで夕食です。
この便のメニューはこちら
夕食は洋食が2種、和食が1種の全3種から選択可能。着陸前の朝食のメニューも記載されています。
私が頼んだのは《プロバンス風チキンソテー withポテトグラタン》
機内食はあまり好きではないですが、『不味いイモと不味いチキンに出会うことはそうそうない』との、 アフリカのことわざみたいな個人的見解を元に選びました。
実際普通に美味しかったです!
一方夫は
和食メニュー《牛肉の照り焼き withきんぴらごぼう等》
『中東系エアラインの米は一回床に叩きつけられたような米』との、どこのことわざにもならないような教訓を学びました。
夕食の後は体力温存!睡眠第一!と、なるべく寝て過ごしました。
そしてようやくフライト時間が残りわずかとなったところで朝食タイム。
《チーズオムレツ with ポテトのハーブ風味、チキンソーセージ》
今再びの、『不味いイモと不味い卵に出会うことは(以下略)』マインドです。
こちらも普通にエンジョイ。
そしてようやく私たちは、今何時なのか、自分たちは眠いのかどうなのか、よく分からぬままカタール、ドーハ空港に降り立ちました。
ドーハ空港での乗り継ぎ
現地時間3:20のドーハ空港、次のナイロビ行き便までは5時間ほどの乗り継ぎ時間があります。
ドーハ空港は、アジア、ヨーロッパ、アフリカを繋ぐまさにハブ空港!
深夜に着こうと早朝に着こうと、全てのお店が24時間OPENです。
記念撮影スポット?2つの巨大像
空港内とは言え、人生初の中東!
寝不足かつ中東ハイも相まって、意気揚々と空港散策です!
ところが着いて早々、意気消沈した象に迎えられました。ロストバゲッジでしょうか、、、
ドーハ空港は北側と南側にエリアがあり、それぞれのシンボルのように鎮座するのが巨大モニュメント。私たちが到着した北側は前述ロストバゲッジ象、そして南側は
ぐったりしたテディベアのモニュメント。ライトスタンドの電球に当たりすぎているのが症状の原因と思われます。
これら巨大モニュメントを目印に、その周辺を散策します。
2つのDuty Free Plaza
ドーハ空港の北側、南側にあるDuty Free Plaza。
私たちが到着した側のNorth Duty Free Plazaは南側に比べてとてもこじんまりしています。
どのタイミングで誰が買うのか甚だ疑問、どこの空港にも必ずある世界のチョコレート売り場
同じスペースにこれこそ誰が買うのか不明の巨大プロテインもありました。
その他有名ブランド店が軒を連ねる中
こうしたコンビニもあります。
そして、中東らしいお土産屋。この形状のランプを見ると、取り急ぎこすらずにはいられないのは世界共通でしょうか。
North Duty Free Plazaをぶらりとした後、私たちは仮眠をとります。仮眠に最適なSPOTは後程ご紹介。
さて、休息の後はSouth Duty Free Plazaへ。
広いドーハ空港の散策では、北側と南側を繋ぐ無人モノレールが便利!かつこれ自体が近未来っぽい見た目でアトラクションのようです。
床を除いて全面ガラス張り、動く際もほぼ無音で、若干ブワァ~ンみたいな音がするので、SFちっく。
2分ほどで南側に到着します。ぐったりしたテディベアがあるSouth Duty Free PlazaはNorthにあったようなお店に加え、その他様々なお店やレストランがありました。
もしもの時に役立つ薬局
みすぼらしいジャージ姿の私が近づいても冷やかしとしか思われない、GOLDアクセサリー屋。
イギリスの高級百貨店Harrods
フードコートにはBURGER KINGやフローズンヨーグルトのお店Red mangoなど
ぶらぶらと見て回り、「ほぇ~」と言ってる分にはお金もかからず時間も潰せるので、私たちはひたすら散策していました。
長時間乗り継ぎにありがたい!充実のくつろぎスペース
ドーハ空港は世界各地を繋ぐハブ空港だけあって、乗り継ぎ時間の長い搭乗客がゆったりくつろげる空間が豊富にあります。
私たちが到着後North Duty Free Plazaを散策して、そのまま向かったのが
Quiet Room!
こちらは男女別の、まさに仮眠室。
部屋の中にはドアの標識にある通りのリクライニングチェア(調整はできません)がずらっと並んでおり、真っ暗。
チェアとチェアの間はサイドテーブルがついているので、Personal Spaceは守られています。
また定期的に警備員が巡回に来るため、防犯上比較的安心して寝ることができます。
男女別ということで夫とは一時お別れ。
長時間フライト後で疲れていたので、
「チェアーを確保するため、とりあえず中に入ろう。何時に起きて出てくるかは、Quiet Roomに入ってから連絡しよう。空港Wifiあるから、じゃあねっ」
と互いに足早に部屋の中へ。
幸いチェアーは空いており、一度横になるとすごく楽!さてさて空港Wifiに接続しようかと試みますが・・・何度トライしても途中で切れてしまう!
かといって、起き上がって部屋を出たとしても夫が外に出てきているか分からないし、男だらけのQuiet Roomにどすどす入っていくのも嫌だし、何といってももう一歩も動きたくないし
ということで、私は「ああ、ドーハのQuiet Roomが夫を最後に見た場所になるのか・・・」と思いながら眠りにつきました。(その後互いに会社携帯を使ってしまえ!との同じ考えに至り、SMSでメッセージ送信。何とか再会を果たしました。)
誰もが一言も言葉を発さず、文字通り本当に静かなQuiet Room、難点はフライトのFinal Call等の放送が結構大きめに部屋でも流れること。1時間に数回の高頻度なので、その時だけはNon Quietでびくっとします。
また、冷房がかなり効いているので、私は終始ウルトラライトダウンを着ていましたが、それでも少し寒かったです。
Quiet Roomは空港内のあちこちにあるので、乗り継ぎ時間が短めの場合は自分の搭乗ゲート近くのものを利用することもできるので、とても便利だと思いました。
その他くつろぎスペースは、South Duty Free Plaza周辺に。
これまた近未来なデザインのTelevision Area。
囲いの中には二人掛けないし一人掛けのソファーが2~3セットあり、中心にテレビがあります。ソファーはもたれかかって寝ることができるように十分ゆったりしていて快適。
ちょっとお腹が空いてきたので、ソファーにもたれかかりながら、賞味期限が切れそうだからと日本から持ってきたマフィン等々をほおばる私たち。何となくひもじいですね。
また、一大家電エリアなのか
パソコンエリアもありました。結構な数のAppleのパソコンが並んでおり、立ちながらではありますが、誰でも無料で使うことができます。
Macパソコンに触れていないと自分が自分でないような気がする勢(だれ)には助かりますね。
ドーハ→ナイロビ
そんなこんなで5時間の乗り継ぎ時間がやっと終わり、いざナイロビへ出発です。
ドーハからナイロビまで、今度はさらに6時間・・・。
日本発便と同じく機内プログラムの映画は豊富なので、映画を見たり、眠ったり。
そして本日(?)2度目の朝食タイムです。
メニューは3種類あり、本当は私も夫も甘い系の何とかスフレを希望したのですが、私たちのワゴンにはないとのこと。
私は諦めてオムレツとソーセージを選択。
デザートに付いていたスライスりんごが美味しかったです。(えっオムレツは?)
そして夫はCAの方に、「他のワゴンにスフレが残っていないか確認してくる間に、他のメニューを食べますか?」
と聞かれ、堂々と
「スフレが食べたい」
と回答。
いやお前どんだけスフレ食べたいの、と思われつつ状況を理解して、
中東の食べ物なのかアフリカの食べ物なのかよく分からない豆カレーを頼みました。どこを目指しているのかよく分からない味です。
そして食事が終わったタイミングで
スフレ登場!!!
頑なにスフレを連呼するスフレ狂のため、他のワゴンを探して一つだけ持ってきてくれました。
ふわふわで温かくて、チョコレートソースが添えられていて美味しかった!カタール航空の食事で一番美味しかったかもしれません。
着陸直前にはスナックが配られました。
《Chicken & Coriander Middle East Pastry》
パイとパンの間のような生地の中に、スパイス風味のチキンペースト。初めて食べる中東の味でしたが、まあまあOKな味。
そして、日本のお家を出てから早24時間以上、 初上陸のアフリカ、ケニアに到着します!
次回はナイロビで1泊、ホテルStayの様子と、念願のマサイマラ国立公園への旅をお届けします!
旅行記㉕ ~台湾 タピオカおすすめ店を比較・紹介! 50嵐、CoCo都可、Cha time、吉龍糖、珍煮丹、春水堂~
前回の小籠包おすすめ店紹介に引き続き、今や日本でも大人気のタピオカについて、おすすめのお店、メニューを紹介します!
イチ押し小籠包のお店は前回記事を参照。
komachikokokoko.hatenablog.com
台湾のタピオカ店では、甘さ・氷の量を選ぶことができるところがほとんど。
氷は個人の好み、その時の気分で選ぶとして、甘さは店舗によって異なるため、それぞれのおすすめの具合も併せて記載しますね。
※『100%、50%、30%、なし』から選択することが多いです。
フルーツティーおすすめ3選
タピオカ店のおすすめを紹介するところですが、いきなりフルーツティーをおすすめさせてください。
実は台湾のタピオカ店、いわゆる代表的なタピオカミルクティー等だけでなく、台湾ならではの台湾茶と、マンゴーやパッションフルーツなど、南国ならではのフルーツを組み合わせたフルーツティーも販売しています。
以下に挙げるお店、実はミルク系ドリンクよりも確実にフルーツティーをおすすめしたいです。
なぜかって?ミルクがあまり美味しくないからです!!!主な原因はミルクへのこだわりの低さ。
のっけからとてもネガティブな理由を述べてしまいましたが、フルーツティーはとっても美味しいので、どうか引き続き話を聞いてください。
圧倒的店舗数!50嵐
台北の街中を歩いていて、どこに行っても必ず目にするほどあるのが、50嵐。
こちらのおすすめは、「檸檬緑(レモンジュース+ジャスミンティー)」
おすすめ甘さ:50%
レモンと言っても、ひぇ~っとなる酸っぱさはなく、爽やかな酸味とほのかな甘み(50%の場合)が感じられます。合わせるお茶もジャスミンティーなので飲んだ後味がとってもすっきり!
蒸し蒸しとして暑い台湾で、ちょっとした酸味が欲しいときに最高です!
ちなみに・・・50嵐のミルク系ドリンク、例えばタピオカミルクティー(珍珠奶茶)があまり美味しくない理由、それはミルクティーに牛乳ではなくコーヒーフレッシュ・クリーマーを使ってるから。
一応牛乳を使用したミルクティーもあるようで、そちらがよければ「珍珠紅茶拿鐵」という方を選びましょう。
同じくそこらじゅうにある!CoCo都可
50嵐と並んで、街のいたるところで見かけるのがCoCo都可。
こちらのおすすめは、「百香緑茶(パッションフルーツ+ジャスミンティー)」(写真右)
おすすめ甘さ:30%
このドリンクは何と言っても、パッションフルーツの種の粒々がポイント!噛むたびに食感が面白いのと、種の周りの果肉の酸味がとっても爽やか!
50嵐の檸檬緑に引き続き、暑い中の街歩きにはぴったり!かつ南国テイストが台湾らしいです。
そして実はCoCo都可でも、ミルクは牛乳ではなく粉ミルク・・・。
後で紹介する、フレッシュ牛乳にこだわるお店とは全然味が違いますので、ぜひこちらではフルーツティーをおすすめします!
フードコートでの休憩に!Cha time
街中よりも、デパート等のフードコートで見ることが多い印象のCha time。
おすすめは「黄金蜂蜜柚子茶(Honey Pomelo Tea)」
おすすめ甘さ:50%
ここいらでそろそろ
「おまえどんだけお口さっぱりさせたいんだ!!!」
と野次が飛んできそうですが、こちらも柚子の酸味とはちみつの優しい甘さが最高のコンビネーションなんです!
はちみつ入りで疲れもふっとぶ気がしてきます・・・。
こちらの「初戀百香緑(Passion Fruit Green Tea)も心からおすすめ!
前述CoCo都可よりも甘さ控えめ、よりさっぱり系です。
そして恒例のミルクディスりコーナーですけれど、こちらもタピオカミルクティー(珍珠奶茶)に入っているのは粉ミルク。
牛乳も選択できるようですが、そもそも選択できるという時点でその牛乳にはさほどこだわりがないのではと勘ぐってしまいます。
(最初からここまでひねくれていません。後に出会った美味しい牛乳を使ったドリンクが私をこうさせました。)
ミルク系おすすめ2選
さて、はからずも(?)前半はとんだミルクディスりが続きましたが、じゃあどこのミルクがいいんだと、その疑問にお答えしましょう。
今回おすすめするミルク系ドリンクが美味しいタピオカ店は、どちらも黒糖タピオカミルクが美味しいお店。
最近ではタピオカドリンクの代名詞、タピオカミルクティーよりも人気度が増しているように感じるほど、様々なお店で黒糖タピオカミルクが登場しています!
黒糖で煮詰めたタピオカを、新鮮なミルクに入れたドリンクで、ティーは入っていないのが特徴です。
黒糖タピオカミルクの旨さに驚愕!吉龍糖
ドラゴンマークが特徴の、まさに黒糖タピオカミルクを売りにしているのが吉龍糖。
おすすめは「黑糖珍珠厚奶(ブラウンシュガータピオカ濃厚ミルク)」
おすすめ甘さ:50%
見てくださいこの美しい姿とかわいらしいフォルム。牛乳に黒糖の蜜が混ざるグラデーション!
よくかき混ぜてから飲むと、黒糖の優しい甘さに濃厚で新鮮な牛乳のまろやかさがまた合う!そして黒糖の味がしっかりついたタピオカももちもちの極み!
こちらのこだわりは
沖縄伝統製法の黒糖使用
煮込み後4時間を賞味期限とした生タピオカ
生乳100%
それらこだわりが詰まった吉龍糖の黒糖タピオカミルクは、私の台湾NO.1タピオカドリンクです!
黒糖タピオカミルクもフルーツティーも美味しい!珍煮丹
こちらも売りは黒糖タピオカミルク。台北で最も有名な夜市である「士林夜市」のドリンクスタンドが発祥のお店とのことです。
おすすめはもちろん、「黒糖珍珠鮮奶」
おすすめ甘さ:50%
前述吉龍糖よりかはグラデーションが薄めでしょうか。
こちらももっちもちのタピオカが黒糖でよく煮込まれていて、生乳100%のフレッシュミルクとの相性最高!
吉龍糖に比べるとミルクの比率が多い印象で、よりミルク感を味わいたい方にはおすすめ。私はより黒糖を味わえる吉龍糖の方が好みでした。
ちなみに黒糖タピオカミルク、特に新鮮なタピオカを使うお店であればあるほど、
『氷の量は減らしすぎない方がいい』です。
味が薄まるのでは?という不安もあるかもしれませんが、黒糖でよく煮込まれたタピオカは温かいことが多く、冷たいミルクと混ぜるとそのままではドリンク全体が若干生ぬるい状態に。
どんなに黒糖タピオカが美味しくても、ベースである牛乳が生ぬるくなってしまうと魅力が半減するので、氷の量だけは注意です!
珍煮丹おすすめメニューは黒糖タピオカ以外にも!
それは「百香雙響(Green Tea with Passion Fruit & Bubble & Coco Jelly)」
おすすめ甘さ:30%
「あとなんかやばい沈殿物が見えるけどそれは口にしていいやつか!」
とのクレームは脇にそっとよせて・・・
こちらのパッションフルーツティーは、前述CoCo都可・Cha timeのものと比べて大人仕様。ティーにほんのりとした渋み・深みがあり、どちらかというとジュース系であったそれらとは違って、お茶の風味がより楽しめます。
そこにもっちもちタピオカとナタデココ、そしてぷちぷちぱっしょんパッションフルーツの食感が楽しい!
私の母の台湾NO.1タピオカドリンクです!
番外編:がっかり店
上品系すぎる?春水堂
日本にも上陸し、その行列が話題ともなった春水堂。
タピオカミルクティー発祥のお店でもあります。特にお茶へのこだわりは強く、香料等は一切使わず高品質な茶葉のみ使用。お茶マイスターと認められた者のみがドリンクをつくることができるという徹底ぶり。
そこで頼んでみた、「珍珠奶茶(タピオカミルクティー)」
まず言わせてください。
「タピオカ見えてなんぼでしょうに!!!」
テイクアウトでドリンクを注文すると、このようなカップに入れてくれるのですが、せっかくのタピオカが見えなくてなんとなく残念。
そして、中身が見えないことにより、タピオカドリンクを飲んだことのあるすべての人が経験する、
「最後の方残ったタピオカを食べきるためのストロー狙い撃ち」がしにくいのなんのって。
肝心のお味ですが、確かにミルクティーはお茶の豊潤な香りをどこよりも強く感じるものの、ちょっとあっさりしすぎな気も。(甘さ50%にしたからでしょうか)
加えてタピオカは、感動するほどのもちもち感はなく、またタピオカそのものの甘味/味も薄め。(小さいタピオカにしたからでしょうか)
『タピオカミルクティー発祥』への期待が高すぎたのか、ちょっとがっかりの体験でした。
一度は試してみたい!という方には
・店内利用(きれいなグラスに注いでくれるので)
・甘さ100%
・タピオカは大きい方を
ということをアドバイスいたします。
以上が台湾のタピオカ店の紹介でした。
ぜひ、台湾旅行中は「一日一タピオカ」をノルマに、色々な種類を試してみるのはいかがでしょうか?
旅行記㉔ ~台湾 小籠包おすすめ店を比較・紹介! 鼎泰豊、杭州小籠湯包、點水樓~
台湾旅行記に引き続き、ぜひ紹介したいのが台湾グルメの定番!小籠包!
ガイドブックにも掲載されている人気店3店を、それぞれのおすすめポイント、他との比較を交えてご紹介します!
注:以下に複数の評価項目を以て、各店を評価していますが、「小籠包の美味しさ」については私個人の好みが『薄皮』、『肉汁(スープ)たっぷり』のため、より薄皮で、より肉汁たっぷりなものを、「美味しい」としています。
圧倒的なネームバリュー!鼎泰豊
小籠包の美味しさ ☆☆☆☆☆
薄皮レベル ☆☆☆☆☆
肉汁レベル ☆☆☆☆☆
サイドメニューの充実 ☆☆☆☆☆
価格の安さ ☆☆☆
待ち時間の少なさ ☆
台湾の小籠包を世界に広げたといっても間違いない、あまりに有名な鼎泰豊。
台北市内に6店舗を構えています。
店内はあらゆる国からの観光客でいっぱい!
小籠包(5個入り):110元(385円)→1個22元(77円)
特徴としては、他の店に比べ、中身が透けて見えるほど薄皮!
また、持ち上げてみると見るからにスープがたぷたぷで、その味は絶品!!!皮が薄いからこそ、スープ、中のタネから味わえる何層もの旨味をダイレクトに感じます。
またこちらはサイドメニューが豊富かつハイクオリティ!
にんにくの風味たっぷり空芯菜炒め
小籠包に負けず劣らず感動の旨味!鶏肉蒸しスープ
(これ、ほんっっっっとうに美味しいです。一口飲んだら「あ゛あ゛~~~~」と声が漏れるタイプの美味しさ)
旨辛の極み!ピリ辛ゆでえびワンタン
えびがぷりんぷりんで、ラー油の旨味に米(チャーハン)がすすむすすむ
あっさりパラパラ!エビチャーハン
前述鶏肉蒸しスープと交互に食べると得も言われぬ味
間違いなく、小籠包・サイドメニューの味は数ある店の中でトップクラスです。
玉に瑕なのは、とにかく混んでいること。
そんな時は「いっそ開き直って待ち時間をも楽しもう!」と、鼎泰豊近くの時間つぶしスポットを記事で紹介しているので、ご参照ください。
komachikokokoko.hatenablog.com
ローカル感が味わえる!安い!杭州小籠湯包
小籠包の美味しさ ☆☆☆
薄皮レベル ☆☆☆
肉汁レベル ☆☆☆☆
サイドメニューの充実 ☆☆☆
価格の安さ ☆☆☆☆
待ち時間の少なさ ☆☆
さて次は、台湾全体でも台北の本店と2号店の2店舗しかない、杭州小籠湯包です!
2号店は現代的なレストランのような店構えとのことですが、本店は小さなイスがひしめくとってもローカルな雰囲気!
外国人観光客もいるものの、
鼎泰豊の整然としたカオスさ(私はどこの国に来たのか、なぜここまで多国籍な人たちに揉まれているのか)
とは打って変わって、ローカルっぽい人たちも多くいました。
小籠包(8個入り):120元(420円)→1個15元(53円)
今回紹介する3店の中では最もお安い!
しょうがや酢醤油等はセルフサービスでテーブルへ持っていくスタイルです。
鼎泰豊に比べ、皮は厚め。食べ応えを求める方におすすめです!
お味は店名の「小籠湯包」通り、さぞスープがたぷたぷかと思いきや、旨味のあるスープは確かに美味しいものの、やはり個人的には皮の厚さがその旨味を存分に味わうのを邪魔しているように感じました。
サイドメニューもありますが、鼎泰豊に比べると種類は少なめ。
ですが、たまたま頼んだこれ
この棒餃子が驚くほど美味しかった!!!
野菜と豚が具として入っているのですが、見てわかる通り美しい焼き目の食感はパリパリ。
ひとたび噛めばもちもち生地から豚の旨味と野菜の甘味、そしてなによりガツンとしたにんにくのパンチが襲います!
合わせて付いてくるこの付けダレも、ただの醤油とは違う、甘辛味でものすごく美味しかったです!
実は小籠包より、サイドメニューの棒餃子に魅了された杭州小籠湯包でした。
待ち時間は鼎泰豊(1時間待ちは当たり前)よりは短いものの、30~40分はあります。
ただし、こちらは前回の記事で紹介した中正紀念堂の近くなので、ちょっと散歩をしていれば待ち時間なんてあっという間のはずです。
意外と穴場?點水樓
小籠包の美味しさ ☆☆☆☆
薄皮レベル ☆☆☆☆
肉汁レベル ☆☆☆☆
サイドメニューの充実 ☆☆☆☆
価格の安さ ☆☆☆
待ち時間の少なさ ☆☆☆☆
3店目、點水樓(ディエンシュイロウ)は、台北に4店舗あり、実は2012年に台湾のネット投票であの鼎泰豊を超え、人気小籠包1位にも輝いたことのある名店!
店内は高級感があり、とても落ち着いた雰囲気。
小籠包(5個入り):110元(385円)→ 1個22元(77円)
価格は偶然にも鼎泰豊と同価格。
こちらの小籠包、見た目で分かる通り少し中が透けるくらいの薄皮です。(鼎泰豊の方がより薄皮)
肉汁ですが、薄皮の中にたっぷり!!!一言とっても美味しい!!!
ですが・・・鼎泰豊で感じた肉汁の旨味からは少し劣るように感じました。鼎泰豊の方がより高級なスープを飲んでいるイメージ、こちらは比べてもう少し単純な味がしたような気がします。
とは言えとっても美味しいです!
サイドメニューとしては・・・
えび蒸し餃子はもちもちの皮の中にぷりんぷりんのえび!小籠包に引けを取らないほど美味しいです!
こちらチャーシューまんのようなもの。
外側はほんのり甘いサクサク生地で、中の甘辛チャーシューと相性抜群!
ちまきも旨味たっぷりで美味しかったです!
小籠包もサイドメニューもとっっっても美味しいのですが、やはり「味は鼎泰豊が一段上」というのが私の感想です。
しかし、総合的に見て私がこちらを一番おすすめする理由は、待ち時間の少なさ
観光客が他有名店に流れるためか、昼時でもほとんど待たずに入ることができました。
【點水樓のお得情報】
こちらでプレーン小籠包と並んで有名なのが、7色小籠包。
小籠包(白色)、バジル小籠包(緑色)、カニ味噌小籠包(黄色)、トリュフ小籠包(白黒)、辛口小籠包(紅白)、XO醤小籠包(橙色)、ヘチマとエビの小籠包(白緑)
エポスカード を注文時に提示して、お会計もそのカードを使うと、何とプレーン小籠包を一皿サービスしてくれるんです!
私と母はお腹がいっぱいで7色小籠包を頼むことができなかったのですが、あともう一人いれば絶対にこの7色小籠包も頼んでみたかった!!!
ついでに小籠包をタダで食べたかった!!!
今現在持っている方は、台湾でその他様々な特典が受けられるので、とりあえず財布に必ず入れていくことをおすすめします!
もし
まだ持っていない方は、台湾旅行前に作っておくと、レストラン・マッサージ・台北101展望台まで、割引になるので要チェックです!
まとめ
台湾の小籠包人気3店を比較しましたが、初めて台湾を訪れる方は、自分の好みがどれかを知る上ですべて試してみるのもいいと思います。
「待ってもいいから人気店の味を本場で楽しみたい!」という方は鼎泰豊へ
「ローカルな雰囲気を味わいたい!皮は厚めの食べ応えコスパ重視!」という方は杭州小籠湯包へ
「待ちたくないけど綺麗な店内で落ち着いて薄皮小籠包が食べたい!」という方は點水樓へ
どうぞ足を運んでみてください。