旅行記㉖ ケニア5泊8日新婚旅行 ~カタール航空で行く、ドーハ経由ナイロビまでの道のり~
昨年秋、夫婦でハワイに行き、ウェディングフォトにいやいや夫を付き合せてから早8か月!→
komachikokokoko.hatenablog.com
問われてもいないのに「あれは新婚旅行ではない、ただの旅行だ」と周囲に言い張り、私たち夫婦は待ちに待った新婚旅行に出かけます。
行き先は、アフリカはケニア!
目的は【マサイマラ国立公園でヌーの川渡りを見ること】です!
どうです、やけに明確な目的でしょう。
かといって、新婚旅行の目的としてはよく分からないでしょう。
別に私たちの出会いのきっかけが、道端で倒れたヌーを一緒に助けたことで、そのヌーを自然に返しに行くとか、そういうわけではありません。
ただ、せっかくの新婚旅行、長めの休みもとれるので
① 目的地に辿り着くまで時間がかかって面倒くさいところ
② これまでに見たことのない景色が見れるところ
③ 自然溢れるところ
に行きたい!と思い、
「そうとなれば、一度も足を踏み入れたことがなくて、遠い、アフリカだ!」
「アフリカと言えばサファリだ!」
「サファリと言えば、ケニアのマサイマラ国立公園がいいらしい!」
「マサイマラと言えば、ヌーの川渡りだ!」
と、珍しく二人で意見の相違もなく、トントン拍子に旅行先を決定したのです。
初めてのアフリカ、初めてのサファリは、間違いなく人生で最も素晴らしい旅となりました。
ブログの趣旨であるお手軽「週末海外」旅行とは程遠い、一週間以上ぶち抜きで休みをとって行ったケニア旅行ですが、他の旅行と変わらず、その体験を赤裸々に記録に残したいと思います。
旅程
旅程:2019年7月に5泊8日(8日間のうち機内泊2回)
同行者:夫
航空会社:カタール航空(成田発)
宿泊先(ナイロビ):CROWN PLAZA NAIROBI
宿泊先(マサイマラ):ASHNIL MARA CAMP
予約方法:H.I.S.ネイチャーワールド(秘境旅行専門デスク)でオーダーメイド
今回は初めてのカタール航空、そして初めての中東、ドーハでの乗り継ぎです。
ケニアの首都ナイロビまで、成田空港から実に乗り継ぎ時間含め22時間!
(自宅からナイロビのホテルまで、謂わゆるDoor to Doorでは27時間半くらいですね笑)
今回はそんな丸一日移動の様子です。
22:20 成田空港発(11時間フライト)
翌03:20 ドーハ空港着(5時間乗り継ぎ)
08:15 ドーハ空港発(6時間フライト)
14:10 ナイロビ空港着
成田→ドーハ
カタール航空の快適フライト空間
カタール航空の私たちが利用した機体は、エコノミークラスが《3列、4列、3列》となっています。
HIS経由で半年前(!)に予約したからか、幸運にもブロック最後尾の端っこ、唯一2列席となるところが私たちの席。
後ろの人に気兼ねなく座席がMAX倒せたことに加え、
私たちの隣は通路ではなく一席分の空きスペース。
真隣を人が通ることがないのは、とても広々しているように感じました。
また、アメニティーがしっかりついています。
アイマスク、靴下、耳栓、歯磨きセットとリップクリームです。
離陸後「夜」の時間帯は、カタール航空のカラーに合わせてなにを盛り上げたいのかどことなく妖艶な紫色の照明に包まれます。
座席のスクリーンは大きめで、とてもクリアに映りました。映画とドラマの数も、100は優に超えるほどあります!
また、機内Wifiが誰でも1時間無料で使えたのは驚き!
これは行きも帰りも使うことができました。
日本発便でも機内食は洋食おすすめ
さて、離陸後ほどなくして機内食サービスが始まります。
成田発22:20でしたので、すでにかなり夜が更けたところで夕食です。
この便のメニューはこちら
夕食は洋食が2種、和食が1種の全3種から選択可能。着陸前の朝食のメニューも記載されています。
私が頼んだのは《プロバンス風チキンソテー withポテトグラタン》
機内食はあまり好きではないですが、『不味いイモと不味いチキンに出会うことはそうそうない』との、 アフリカのことわざみたいな個人的見解を元に選びました。
実際普通に美味しかったです!
一方夫は
和食メニュー《牛肉の照り焼き withきんぴらごぼう等》
『中東系エアラインの米は一回床に叩きつけられたような米』との、どこのことわざにもならないような教訓を学びました。
夕食の後は体力温存!睡眠第一!と、なるべく寝て過ごしました。
そしてようやくフライト時間が残りわずかとなったところで朝食タイム。
《チーズオムレツ with ポテトのハーブ風味、チキンソーセージ》
今再びの、『不味いイモと不味い卵に出会うことは(以下略)』マインドです。
こちらも普通にエンジョイ。
そしてようやく私たちは、今何時なのか、自分たちは眠いのかどうなのか、よく分からぬままカタール、ドーハ空港に降り立ちました。
ドーハ空港での乗り継ぎ
現地時間3:20のドーハ空港、次のナイロビ行き便までは5時間ほどの乗り継ぎ時間があります。
ドーハ空港は、アジア、ヨーロッパ、アフリカを繋ぐまさにハブ空港!
深夜に着こうと早朝に着こうと、全てのお店が24時間OPENです。
記念撮影スポット?2つの巨大像
空港内とは言え、人生初の中東!
寝不足かつ中東ハイも相まって、意気揚々と空港散策です!
ところが着いて早々、意気消沈した象に迎えられました。ロストバゲッジでしょうか、、、
ドーハ空港は北側と南側にエリアがあり、それぞれのシンボルのように鎮座するのが巨大モニュメント。私たちが到着した北側は前述ロストバゲッジ象、そして南側は
ぐったりしたテディベアのモニュメント。ライトスタンドの電球に当たりすぎているのが症状の原因と思われます。
これら巨大モニュメントを目印に、その周辺を散策します。
2つのDuty Free Plaza
ドーハ空港の北側、南側にあるDuty Free Plaza。
私たちが到着した側のNorth Duty Free Plazaは南側に比べてとてもこじんまりしています。
どのタイミングで誰が買うのか甚だ疑問、どこの空港にも必ずある世界のチョコレート売り場
同じスペースにこれこそ誰が買うのか不明の巨大プロテインもありました。
その他有名ブランド店が軒を連ねる中
こうしたコンビニもあります。
そして、中東らしいお土産屋。この形状のランプを見ると、取り急ぎこすらずにはいられないのは世界共通でしょうか。
North Duty Free Plazaをぶらりとした後、私たちは仮眠をとります。仮眠に最適なSPOTは後程ご紹介。
さて、休息の後はSouth Duty Free Plazaへ。
広いドーハ空港の散策では、北側と南側を繋ぐ無人モノレールが便利!かつこれ自体が近未来っぽい見た目でアトラクションのようです。
床を除いて全面ガラス張り、動く際もほぼ無音で、若干ブワァ~ンみたいな音がするので、SFちっく。
2分ほどで南側に到着します。ぐったりしたテディベアがあるSouth Duty Free PlazaはNorthにあったようなお店に加え、その他様々なお店やレストランがありました。
もしもの時に役立つ薬局
みすぼらしいジャージ姿の私が近づいても冷やかしとしか思われない、GOLDアクセサリー屋。
イギリスの高級百貨店Harrods
フードコートにはBURGER KINGやフローズンヨーグルトのお店Red mangoなど
ぶらぶらと見て回り、「ほぇ~」と言ってる分にはお金もかからず時間も潰せるので、私たちはひたすら散策していました。
長時間乗り継ぎにありがたい!充実のくつろぎスペース
ドーハ空港は世界各地を繋ぐハブ空港だけあって、乗り継ぎ時間の長い搭乗客がゆったりくつろげる空間が豊富にあります。
私たちが到着後North Duty Free Plazaを散策して、そのまま向かったのが
Quiet Room!
こちらは男女別の、まさに仮眠室。
部屋の中にはドアの標識にある通りのリクライニングチェア(調整はできません)がずらっと並んでおり、真っ暗。
チェアとチェアの間はサイドテーブルがついているので、Personal Spaceは守られています。
また定期的に警備員が巡回に来るため、防犯上比較的安心して寝ることができます。
男女別ということで夫とは一時お別れ。
長時間フライト後で疲れていたので、
「チェアーを確保するため、とりあえず中に入ろう。何時に起きて出てくるかは、Quiet Roomに入ってから連絡しよう。空港Wifiあるから、じゃあねっ」
と互いに足早に部屋の中へ。
幸いチェアーは空いており、一度横になるとすごく楽!さてさて空港Wifiに接続しようかと試みますが・・・何度トライしても途中で切れてしまう!
かといって、起き上がって部屋を出たとしても夫が外に出てきているか分からないし、男だらけのQuiet Roomにどすどす入っていくのも嫌だし、何といってももう一歩も動きたくないし
ということで、私は「ああ、ドーハのQuiet Roomが夫を最後に見た場所になるのか・・・」と思いながら眠りにつきました。(その後互いに会社携帯を使ってしまえ!との同じ考えに至り、SMSでメッセージ送信。何とか再会を果たしました。)
誰もが一言も言葉を発さず、文字通り本当に静かなQuiet Room、難点はフライトのFinal Call等の放送が結構大きめに部屋でも流れること。1時間に数回の高頻度なので、その時だけはNon Quietでびくっとします。
また、冷房がかなり効いているので、私は終始ウルトラライトダウンを着ていましたが、それでも少し寒かったです。
Quiet Roomは空港内のあちこちにあるので、乗り継ぎ時間が短めの場合は自分の搭乗ゲート近くのものを利用することもできるので、とても便利だと思いました。
その他くつろぎスペースは、South Duty Free Plaza周辺に。
これまた近未来なデザインのTelevision Area。
囲いの中には二人掛けないし一人掛けのソファーが2~3セットあり、中心にテレビがあります。ソファーはもたれかかって寝ることができるように十分ゆったりしていて快適。
ちょっとお腹が空いてきたので、ソファーにもたれかかりながら、賞味期限が切れそうだからと日本から持ってきたマフィン等々をほおばる私たち。何となくひもじいですね。
また、一大家電エリアなのか
パソコンエリアもありました。結構な数のAppleのパソコンが並んでおり、立ちながらではありますが、誰でも無料で使うことができます。
Macパソコンに触れていないと自分が自分でないような気がする勢(だれ)には助かりますね。
ドーハ→ナイロビ
そんなこんなで5時間の乗り継ぎ時間がやっと終わり、いざナイロビへ出発です。
ドーハからナイロビまで、今度はさらに6時間・・・。
日本発便と同じく機内プログラムの映画は豊富なので、映画を見たり、眠ったり。
そして本日(?)2度目の朝食タイムです。
メニューは3種類あり、本当は私も夫も甘い系の何とかスフレを希望したのですが、私たちのワゴンにはないとのこと。
私は諦めてオムレツとソーセージを選択。
デザートに付いていたスライスりんごが美味しかったです。(えっオムレツは?)
そして夫はCAの方に、「他のワゴンにスフレが残っていないか確認してくる間に、他のメニューを食べますか?」
と聞かれ、堂々と
「スフレが食べたい」
と回答。
いやお前どんだけスフレ食べたいの、と思われつつ状況を理解して、
中東の食べ物なのかアフリカの食べ物なのかよく分からない豆カレーを頼みました。どこを目指しているのかよく分からない味です。
そして食事が終わったタイミングで
スフレ登場!!!
頑なにスフレを連呼するスフレ狂のため、他のワゴンを探して一つだけ持ってきてくれました。
ふわふわで温かくて、チョコレートソースが添えられていて美味しかった!カタール航空の食事で一番美味しかったかもしれません。
着陸直前にはスナックが配られました。
《Chicken & Coriander Middle East Pastry》
パイとパンの間のような生地の中に、スパイス風味のチキンペースト。初めて食べる中東の味でしたが、まあまあOKな味。
そして、日本のお家を出てから早24時間以上、 初上陸のアフリカ、ケニアに到着します!
次回はナイロビで1泊、ホテルStayの様子と、念願のマサイマラ国立公園への旅をお届けします!