旅行記② セブ島2泊3日 ~SMシティ フィリピン料理とセブお土産~
大混雑のSMシティにたどり着いた私たち、まずは混まないうちにと人気のフィリピン料理レストラン
「Kuya J」に向かいます。
セブ島到着~豪華ホテルに感動の記録は前回の記事を参照。
komachikokokoko.hatenablog.com
フィリピン料理を食べたことない二人は、メニューを何往復もしながらこれはなんぞや、あれはなんぞや・・・。
味の想像もつかないSignatureらしきメニューを何品か頼み、どきどきわくわく待つことにしました。
そして運ばれてきたのが この、骨付き肉、豚アンド牛!!!!!!
普段から各種宴(うたげ)に参加することの多い私ですが(ウソ)、ここまで「宴じゃ~祭りじゃ~~~」と言わせてくる料理は久しぶりでした。
手前の“食い散らかした後”のように見えるものは、豚のどこかの部位(巨大)を丸ごと揚げたもので、テーブルに運んできてから店員さんが引きちぎってくれました。
巨大なように見えて骨も巨大だったため、お肉の部分は意外と二人で食べきれるほどでした。味付けは、「なんとも形容しがたい、醤油っぽいけど醤油ではない、甘い」そんな感じでした。
お次に中央のこれまた骨骨しい一皿は、牛肉のスープです。またしても味付けは、「なんとも形容しがたい、醤油っぽいけど醤油ではない、甘い」という感じ。
一番奥に見えるのが、唯一魚介系のヌードル。フォーと春雨の間らしき麺の上に、今再びの「なんとも形容しがたい、以下略」味にエビの風味が加わったソースがかかっていました。
3種類のフィリピン料理を食べてみて、共通して感じたあのなんともいえない食べたことのあるようでない味が、おそらくフィリピン料理のベースなんだなぁと感じました。
なんでしょう異世界の味、何を食べても甘さがあるので、一食で満足、という感じです。
さて、そんなニューエクスピリエンスをした後は、SMシティへ来たもう一つの目的、安価土産調達に走ります。
SMシティには「THE SM STORE」というスーパーマーケットがあり、当たり前のことですが空港のお土産屋とは比べ物にならない程安く各種お土産を買うことができます。
(実際同じ商品が空港の3分の1、いや4分の1以下の値段でした。)
果物売り場には、見渡す限りのマンゴー!一つ50円くらいだったかと思います。
生マンゴーはホテルのウェルカムフルーツにもあったので買わず、私たちはドライマンゴー売り場に向かいました。
日本では700~800円するお目当ての「7Dマンゴー」は、200~300円程度!!!
普段から主食にしているわけではないドライマンゴーを、この時ばかりは爆買いです。
ドライマンゴーの他に、セブ島土産として有名なパパイヤ石鹸
GT Cosmetics Herbal Papaya Soap
より
顔・身体用とのことで買ってみました。(200円しないくらい)鮮やかなオレンジ色でほのかにトロピカルな香りがする固形石鹸で、身体用に使っていますがとてもしっとりします。
満足したお買い物を終え、タクシーでホテルに戻ります。
行きはホテルのシャトルバスで来れたものの、夕飯後の時間になるとシャトルバスはもうなく、帰りはタクシー一択。
SMシティのタクシー乗り場がこれまた行列でしたが、列の長さに反してタクシーは次から次へと来るため、20分ほど待ってタクシーに乗ることができました。
無事ホテルに到着し、さてさて、就寝時間・・・。とはなりません。
冷蔵庫で今か今かと私たちの帰りを待っていた(であろう)、生マンゴー。
ウェルカムフルーツであるにもかかわらず、見つけた瞬間即刻冷蔵庫に幽閉されていた生マンゴー。
その生マンゴーにとうとうウェルカムされるときがきました。
ケーキ入刀ならぬマンゴー入刀役を買って出たのは私。
イメージは、世の高級マンゴーに必ず施されるあの実が飛び出たような感じのプレゼンテーション法です。
ネットで切り方を調べるなんて面倒なことはせず、自然に身を任せてナイフを入れます。
こっちからす~っ、がッ、
気を取り直してこっちからす~っ、がッ、
いや、このがッってやつはなんなんでしょうか。えっマンゴーって種あるの?いやでも高級マンゴーのプレゼンテーションに倣うと種なさそうじゃない?
あれでも種のないフルーツってどうやって子孫繁栄するの?胞子?へ?
もう99%うまくいかないことが分かった私は、楽しみに待ちながらも不安げに見つめる友を横目に、アボカドを切るときのようにマンゴーの半分を360度回転ののち分解。あとはスプーンでほじくれスタイルの完成です。
所々損傷したマンゴーですが、スプーンで一口分をこそげとり口に入れると、ふぁっっっっっっっっうまい!!!!!!
この世で最も美味しいものは、マンゴーだと、母の握ったおにぎりではなく、マンゴーだと、この時ばかりは心から感じました。(今はもう、母のおにぎりが1位奪還しています。)
とんでもなく美味しいと気が付いたらもう、友情もなにもありません。
この一つしかないマンゴー、陣地も特にはっきり決められていないマンゴー。
スプーンで一度に大量に、かつすばやくこそげとり、またすばやく次の一口を求めた者がより多く食べられるという状況で、私たちはほぼ無言で文字通り争うように食べました。
しまいには果肉というよりジュレのようになってきたマンゴーの端くれを、もはや人差し指等駆使しつつ食べ、美しく洗練されたホテルの一室で、なぜか原始の時代を思い起こす自分たちがいました。
セブ島に降り立ってから半日であった1日目はこれで終了。
明日は唯一丸一日このリゾートを楽しめる日です。
この時私は、友人Sの知られざる異名、「平成の盗塁王」をまだ知らない。。。